森で作る 森が造る 工房森作(もりさく)

山梨県北杜市大泉町谷戸4291 TEL.090-1805-8651
地産地消の家づくり

八ヶ岳のカラマツを使って家を建てませんか?

カナダと日本の工法で建てた家



当ホームページを見て、森作の家づくりの考え方に賛同して頂いた施主様の住まいの場合。
八ヶ岳が気に入っていたご家族の家で、建築場所は山梨県北杜市大泉町にある。地産地消の家を建てようと、
2014年の晩秋に同じ町内にて伐採された木を製材所で5寸角(150mm角)等に製材してもらい、それを翌年4月半ばに建築現場に運びました。
樹種は、カラマツが約6割を占めており、他にアカマツが約2割、ヒノキが約2割。いずれも同じ製材所から購入したもの。

木材はカナダで学んだログハウス建築のやり方のように、”生木”の状態で用います。
生木を使うメリットは、木材の乾燥のコストを省くことができる点、そして木の本来の風合いや色み、強度を保つことができる点にあります。
例えば伐採した木材をで高温乾燥機にかけると、くすんだ色になったり、水分と油分が急速に失われることで強度が落ちる場合があります。
水分を含んでいる生木は、経年変化でねじれなどが生じることもあるが、森作では指物(さしもの)などの建築技法でそれを抑える工夫をしています。

プレカットではなく、自分の手で木材を刻むところから始めるのが、森作の家づくりの大きな特徴です。
棟木と桁に使う丸太は、10mほどもあって製材所ではひけないので、チェーンソーなどで平らに加工します。
丸太のままで使う柱は、木材の先を鉛筆のような形に削ります(=スカーフを取ると言います)。これらはカナダで学んだログハウスビルダーとしての技術。
また、日本の伝統的な技術も用いる。強度を出すために、木材を接合するための”ほぞ”を長く取り、柱のねじれを食い止めながらしっかりと木を組む指物の技法を用いるために、柱に穴を開け、そこにさし入れる梁材に適切な加工を施しておきます。

通常より太い5寸角の木材を贅沢に使うのも、森作ならでは。一般的には3寸5分(105mm)角、太くても4寸(120mm)角の木材を使います。構造としては3寸5分角でも問題ありませんが、材が太ければ建物が完成した際に全体から感じるどっしりとした落ち着き、バランス感に差が出ます。この家は、仕上がった時にも柱が露出して見える”真壁”の造り。その点でも太い柱は適しています。森作は、無垢の木の家づくりを低価格で実現する努力をしているが、それだけを追求するのではなく、構造はあくまでしっかりとつくるのが流儀です。
刻みの段階は5週間くらいで完了します。
八ヶ岳は寒冷地なので、地面から60cm程掘り下げて基礎を打ち、いよいよ主要な柱や梁、棟木などを組み上げる「建前」の段階へ。
森作の家づくりは基本的に一人で行っているが、この建前の時は数名の大工の手を借ります。


約29坪のこの家の構造をつくるために、柱(縦)に35本、梁(横)に約60本(うち土台に30本)の無垢材を使用しました。
横方向に使う木は、しなったり折れたりしないように、縦方向よりも強度が必要とされます。昔から「柱にスギやヒノキ、梁に松」と言われますが、それはマツには強度があるためです。ロフトの床を支える床梁にはカラマツを使用し、切妻屋根の頂きに見える棟木の太い丸太もカラマツ材。玄関部分の柱には、ヒノキの丸太を用いました。

延べ床面積約29坪の平屋+ロフトの家が完成。2015年9月に引き渡しを行いました。

この家の工法は、柱と梁を組み合わせた日本の「軸組み工法」に分類できるでしょう。
構造に丸太を取り入れているという点では、柱と梁を丸太で組むログハウスの「ポスト&ビーム工法」に近いものの、ポスト&ビーム工法のように構造部に金物を用いることはなく、日本の伝統的な継ぎ手や仕口を用いているのが特徴的です。
接合部分にハゴ板などの金物がむき出している箇所がどこにもなく、コミセンと呼ばれる木釘をほぞに入れて木を組んだ、見た目に美しい仕上げとなっています。


この家は、設計から施工まですべて森作で行い、コストダウンプランで約1200万円ほど。
2013年に建てた家(地産地消の家づくり)よりもさらに割安で、坪単価40万円程度という、
無垢材の家としてはおそらく他では見られない価格です。その価格を実現するために、
外壁塗装と内壁の塗りは施主様自身で行い、照明器具やキッチンの什器の手配も施主様が行うという
セルフビルド形式を部分的に取り入れています。
また、外壁を全面板張りではなく、一部モルタル仕上げにしたこともコストダウンにつながっています。

家族5人が暮らすのに申し分のないしっかりとした家、しかも
低価格で良い家を地産地消の無垢材の家が建ち、大変気に入って頂いています。
森作が以前に建てた家を見学してもらった際に土間が気にったということで、
土間を広めに取り、薪ストーブも入れられるようにしてあります。
ロフト部分が夫婦と子供2人の寝室で、1階につくった和室はおばあさんのための部屋。いずれは離れを建てる計画も。
この家の見学についてはお問い合わせください。

構造様式(平屋+ロフト)坪
 4間(7280)×4間(7280)
+パントリー1間(1820) ×2間(3640)
 建て坪1階18坪+ロフト11坪、延べ床面積29坪
 屋根…4寸勾配 切妻
 躯体…カラマツ、アカマツおよびヒノキ 
5寸角および丸太
 構造材(垂木、根太、間柱)…
カラマツ、ヒノキ、およびスギ
 外壁材…カラマツ、アカマツ四分板、大和張り
妻壁および一部モルタル仕上げ 
 野地板…スギ四分、二枚張り
 天井断熱…スタイロフォーム30mm
 屋根材…板金 一文字葺き
 外壁塗装…防腐防虫ステインクリア
 床下断熱材…高気密スタイロフォーム50mm
 壁断熱材…グラスウール50mm
 内装・壁…石膏ボード12mm、
一部パイン20mm、スギ12mm
 内装・1階床…スギ30mm、和室タタミ
 内装・ロフト床兼1階天井、床…スギ43mm
 階段…スギ43mm

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